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| 報告集・編集後記 |
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報告集は大会で配布されたものです。この文章からも大会開催の趣旨などをご理解いただきたいと思います。
今年度大会の共通論題は、すでにお配りしたプログラムのように『グローバル経済危機の現状と展望』とした。たしかに、昨年の大会でプログラムの骨子を決定した時に比べて、危機は後退したかのようにみえる。
しかし、情報通信革命のもとで急速に展開される経済のグローバリゼーションは、新たな持続的経済発展の諸条件とともに、それに対応しきれない諸国、あるいは諸領域との間にさまざまな諸問題をも生み出しているように思われる。
周知のように、George SorosはThe Crisis of Global Capitalismを主張し、グローバルな政治的意思決定システムの確立を求め、Paul R. KrugmanはThe Return of Depression Economicsを確認し、自由市場を維持しつつ国際資本移動への規制の導入を主張している。今回取り上げたテーマが、これらの見解を含め、大会を通じて広くまた活発に議論されることを期待したい。
ところで、私たちは今年度の報告要旨集を、報告内容が十分に盛り込まれたものにしようと試みた。そのため、韓国からの報告者を含め何人かの報告者の先生方には、報告の増補改訂をお願いした。ご快諾いただいた先生方には、この場をお借りしてあつくお礼申し上げたい。
最後に、この大会の開催にあたってご協力とご支援をいただいた、池間会長をはじめ国際経済学会の各先生方、また、わざわざ参加してくださった吉冨先生をはじめ学会員ではない報告者・討論者の各先生、韓国からご参加をいただいた多数の先生、大阪産業大学の教職員・院生・学生の方々に心からお礼を申し上げたい。
1999年9月30日
大会準備委員長・新保博彦
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